あまりに有名な作品ではありますが、オリジナルをちゃんとは見れていないです。
おそらくリメイク版だったんだと思いますが、内容がおなじであれば見た事になるのかな?
リモコンで動かす巨大ロボットという後のロボットアニメでもあまり取り上げられない設定で勝負していた作品
白黒テレビの設定を逆手に取ったかのようなロボット達のデザインには脱帽です。
兵庫県神戸市の「新長田駅」には等身大のモニュメントがあり、私も実際見に行った事がありますが、かなりの迫力です!
あの巨大ロボをリモコン一つで動かしていたと思うと凄くワクワクしてしばらく眺めていました!
そしてこの鉄人28号は今までになんと4回もアニメ化されており、海外でもGigantor(ジャイガンター)という名で放送していたようです。大人気ですね。
Contents
作品の基本情報
テレビ フジテレビ系
第一期1963年10月20日~1964年 4月 5日 日曜20時~20時30分(1話~25話)
第二期1964年 4月16日~1965年 5月27日 木曜19時~19時30分(26話~84話)
※84話で終了し、3か月後に新作13話が放送され、全97話となったが、
その後第28話から第52話を再放送し第84話で終了した。
旧日本軍が米英に対抗するため、秘密裏に開発した「鉄人兵器」計画。
その完全体28号が完成する直前に連合国の爆撃に遭い、歴史の闇に葬られた。
戦後、国際スパイが暗躍し鉄人の奪取を企てるが、鉄人を開発した博士の後継者である「金田正太郎」鉄人を操縦し、次々と撃退していくのであった。
マシーンの紹介
28体目で完全体とは開発として多いのか少ないのか。
鉄人28号
全 高:10.2m
重 量:31t
装 甲:特殊鉄鋼
動 力:不明
操縦方法:専用の無線機
攻撃方法:打撃
シンプル・イズ・ベストとはこの事と言わんばかりのデザイン。
背中のロケットエンジンで空も飛べてしまう。
実は体の各パートに補助動力装置があり、手足がもげても支障をきたさないらしい。
残念な事に専用のリモコンを奪われてしまうと、その使用者に従うため、
善にも悪にもなってしまう、正に「ロボット」というのにふさわしい存在。
劇中ではリモコンを操作すると電波というか雷のような光が飛んでいきますが、当時で考えればいわゆるアナログ電波だったんでしょうが、今ならBluetoothなどになるかもしれません。
キャラクタの紹介
当時「少年○○」「○○探偵」などが流行っていた時代だったそです。
金田 正太郎
鉄人28号の操縦者、「少年探偵」として鉄人28号と共に事件を解決していく。
少年と言っても、車は運転するは、ジェット機も操縦し、拳銃の名手ときている。
挙句に変な豪邸に一人暮らし。
初期の設定では「10歳」とされているらしいが、後のゲームなどの世界では11~12歳の設定になっているようです。
何れにせよ少年ではあるが、よほどの英才教育を受けてきたのだろうか、とんでもない少年が初めに出てしまっては後のキャラクタ達が辛い。
敷島博士
鉄人28号を開発した科学者
不乱拳酒多飲(ふらんけんしゅたいん)博士
いわゆる敵側の天才科学者
まとめ
ロボットアニメはここから始まったとは言えないかもしれないが少なくとも「巨大ロボット」や「意思を持たないロボット」というジャンルにおいてはここから始まったと言えると思います。
この作品以後に様々なロボットアニメが生れますが、この「ロボットの外側からリモコンで操縦する」というスタイルはあまり発展しなかったかと思います。
2013年からシリーズ化されている「ガンダムビルドファイターズ」ではプラモデルの「ガンプラ」を仮想空間上で操縦するというスタイルをとっています。まさか半世紀後にリモコンスタイルが進化して仮想空間のロボットを動かす事になるとは。
1999年にプレイステーションで発売された「リモートコントロールダンディ」というゲームではこの金田正太郎を体験出来るゲームで、当時私は凄くハマっていました。
プレイするとわかるのですが、リモコンで操縦する事ばかりに集中していると自分で操縦しているロボットに踏まれるんです(笑)
鉄人28号もそういった緊張感をもちながら操縦していたのでしょうが主人公は少年でありながらどんなものも操縦、運転してしまうようなので、このくらい大したことなかったのかもしれませんね。